The Vigilante of Silver Serpent - Vol. 01



2011年8月18日

普段、余所者など滅多に訪れないトランメルのサーパンツ・ホールド。


「ブリタニアの平和を守る自警団の隊員を募集する」

そんな話を聞きつけた者達がどこからともなく訪れていた。



集合場所であるサーパンツ・ホールドのカウンセラーギルド。
演説台の周りでは有志達が今や遅しと発案者を待ち構えていた。



そんな中、壇上に Shadow Wisp と共に一人の男が現れた。

Phantom:駆けつけてくれたことに深く感謝申し上げる。
       ありがとう!

Phantom:一人でも多くの市民諸君が共感し、
       仲間になってくれることを心から願っている。

どうやらこの男が発案者本人らしい。
演説は自己紹介から発案に至った経緯へと流れて行った。


Phantom:私の名前だが、
       ブリティッシュ城のコックやガード達は私のことを”サー・ファントム”と呼ぶ。
       好きに呼んでくれ。
       面倒なら”サー”だけでもかまわない。
       
       私は既に退役したロイヤル・ガードだが、かつてドーン女王に忠誠を誓い、
       やがて認められてナイトの称号を賜った。
       ブリタニアを脅かすあらゆる脅威に女王と共に立ち向かってきた。
       
       残念ながら、ある時ベイン軍との戦いで私は全身に大火傷を負い、
       ブリタニアを離れてニュジェルムの地で静養することになった。
       私の不在時に悲劇は起こった。
       ……女王をお守りできなかったが悔やまれる。
       私のナイトとしての一生の汚点だ……。
       
       しばらくして私はブリテインに戻ったが、
       女王を失った喪失感から酒場に入り浸る毎日だった。
       見かねた友人のシェリーの口添えで、
       今はブリティッシュ城の前庭に間借りして
       庭師や女中たちの手伝いをしながら暮らしている。
       
       しかし私はこうしてばかりもいられないことに気づいた。
       未だにブリタニアの地はリーダー不在である。
       相変わらず不穏な空気がブリタニアを覆い、
       不審な事件や現象の報告は後を絶たない。
       
       評議会だけに任せておいてよいのか?
       何をもって民は心を一つにしろというのか?
       一体、何を頼みにして生きろというのか?
       
       今この時にブリタニアに必要なのは規律だけではない。
       八徳が存在するのは秩序のためだけではない。
       徳によって人々が心を一つにし、
       それによって生み出される善性のエネルギーによって
       邪悪な存在がブリタニアに入り込まないためである。
       
       だから私は、私達のまことの王が現れるまで
       八徳に集う人々と行動を共にし、
       ブリタニアを守り抜くことを決意した。
       
       ブリタニアの善良なる市民諸君!
       今日この日この瞬間に私達はブリタニアを守る自警団を立ち上げ
       八徳と女王の御名のもとに心を一つにし
       共にブリタニアの治安を守ろうではないか!
       
       私達の憲章は八徳であり、
       かつて八徳をもたらしたロード・ブリティッシュは
       銀の蛇に導かれてここソーサリアに降り立った。
       よって私達は徳のナイトとして鍛錬を積み
       相応しい働きをした者を階級によって表彰したいと思う。
       階級は二等兵”Private”から元帥”Marshal”までとする。



演説が終わり、次は有志達との質疑応答。
活動内容や参加の際の諸注意などが説明される。

***

Phantomとプレイヤー達の会話を元に、おおまかにまとめましたが
情報が欠落していたり私自身が誤解していたり、
後に追加・削除・変更になっている部分がある可能性があります。

正確な情報をお求めの方はEMサイトの方を参照してください。
ウルティマ・オンライン 大和EMサイトへ

***


Phantom:ミッションは毎月第三木曜日に発表される。
       諸君は指定された時間と場所でミッションを受け、
       完了したらレポートをブリ城の私の詰所へ投函してほしい。
       場所はブリ城を入ってすぐ左の小さなマーブルの建物だ。
       
       レポートはノートを用意して自由な書式で書いてもらいたい。
       
       ただし必ずミッションを受けたキャラクターの名前で提出してほしい。
       両者が一致してはじめて一回の出席とみなす。
       そしてレポートを提出するキャラが一致していれば問題ないので
       活動を他のキャラクターでしてもらっても構わない。
       
       このイベントに関しては途中からでも参加は可能だが、
       一回のイベントについて
       出席とレポートの提出があってはじめてポイントがつくので、
       レポートのみ、あるいは出席のみだとポイントにはならない。
       何度もキャラクターを変えてきた場合
       出席者に入ってしまう可能性はあるが、
       レポートもその分提出しなくてはならないし、
       基本的には1人1キャラを守ってもらいたい。
       
       出席判定は、まずミッションを受ける場所に必ずいること。
       次に、同じキャラでレポートを提出すること。
       
       ミッションの内容によってはバッグを用意してもらい
       レポートと証拠を同封して提出してもらうこともある。
       
       また、提出には制限時間を設けることがある。
       基本的に、開始から24時間以内とするが
       難易度によって短くなったり長くなったりする可能性はある。
       

       次にレポートの内容についてだが、
       諸君には目の前に起こっている現象そのものだけではなく
       関係者の証言や物証などの要素から背景を推理し
       自由な書式でレポートを書いてもらいたい。
       箇条書きでも小説風でも構わない。
       
       正解は必ずしも一つではない。
       
       明らかな捏造は対象外だが、優れた洞察のあるレポートは
       私の方から模範として発表させていただく場合があることを
       あらかじめ御了承いただきたい。
       発表がイヤだという隊員は『名前を書いた上で』ノートにあらかじめ
       匿名希望と書いてもらいたい。
       
       レポートは英語でもOKだが、
       残念ながら私は韓国語やフランス語はわからないので
       英日どちらかでお願いしたい。
       

       ミッションは、その時によって人探しであったり証拠集めだったりする。
       そしてどのファセットで起こるやも知れぬ。
       ミッションを受ける場所は毎回異なるが必ずサイトで発表する。
       基本的にはこのホールを我々の本拠地とする。
       

       報酬は、今私が着けているサッシュだ。
       
       諸君の名前が入ったサッシュを配布したい。
       ガーゴイル用も御用意する。
       階級は貢献度に応じてランクアップする。
       ポイントは下がることはまずないと思ってもらってよい。
       

       キャラクター名が被っている場合、チャットで発言していただくと
       IDが振り分けられるのでチャットチャンネルについては
       このイベントに関しては別にご用意することを考えている。
       タムチャンネルについては、このイベントに関しては次回から使わない。
       

       イベント期間は一年くらい。
       もともとこのイベントの主旨は、
       諸君の貢献度に応じて表彰することなので
       恥ずかしがらずに発表してほしい。


未だ把握しきれていない者もいるが、後日詳細が発表されるということで締められた。
これで解散かと思われたが、最後にPhantomからミッションが出された。

早速のミッションに湧き上がる有志達。
その内容が発表された。

Phantom:この島の南端にオークが侵攻しているという情報が入った。

       諸君にはオークを退治してもらい住民の安全を守ってもらうと共に、
       なぜこのような事象が起こったのかを考察して
       レポートにまとめてもらいたい。
       
       先程も言ったが、優れたレポートは
       サイトで発表させていただくことがある。
       
       闘いたくなければ現場を詳細にレポートしてもらいたい。
       救助にあたってもいい。
       
       諸君の仕事は治安を守りレポートを提出することだ。

Phantom:以上だ。解散!

最後にそう言ってPhantomは帰って行った。


団員達はすぐに南の現場へと向かう。


現場に辿り着くとそこには多数のオークブルートがいた。

団員達が討伐していくが、その数は地面が死体で埋め尽くされるほど。



やがてオーク達は全て倒され、
団員達は思い思いの方法で調査をするべく散らばって行った。


はたして自分のレポートはどんな評価を下されるのか…。
また、皆はいったいどんなレポートを書くのだろうか…。





The Vigilante of Silver Serpent - Vol. 01

THE END






追記

*Phantomからの通達*

他団員と名前のかぶりが気になる場合は
チャット発言時に表示されるIDをレポートへ付記することを推奨する。







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