BNN - 大物への第三歩 @Mizuhoシャード その3



一行が目にしたのは、釣り師風の女性と目的の大物のものらしき死体だった。



Alaina:ちょ〜っとだけ遅かったわね。
     たった今、獲物を仕留めたところよ。
冒険者:ふっふっふ、じゃねえから!
      死人いっぱい出たから!
Alaina:あら、わざわざ罠のある道を通って来たの?
     ご苦労さま。
冒険者:なに!?
冒険者:な、なんだってー。
冒険者:罠の無い道なんてあったの?。

どうやら他にもルートがあったらしい。
我々が見落としていたのか、Amosが不完全な情報を握らされたのか。


Amos:お前……どっから入ったんだ。。
    俺たちは、変な仕掛けやら怪物やら出てきて大変だったんだぞ。
冒険者:逃げてたじゃんw
Amos:それは今関係ない!


Alaina:ここへ辿り着く道は一つじゃないってこと。
     とにかく、今回は私の勝ちってことでいいわね!
Amos:*チッ*
Amos:釣られただけかよ!
冒険者:アモスが釣られてたなんて…。


Amos:だいたい、なんだって俺に絡んでくる。
    獲物の情報を俺に教えたって、
    あんたに得なんてないだろ。
冒険者:惚れてるなw
冒険者:アモスのこと好きなんでしょ。
冒険者:ラブだね。
Alaina:ん〜なんていうか。
     やっぱり、師匠としては、
     弟子を育てる義務があるっていうか…。
     まあ、そんなところよ。

Amos:俺はお前に弟子入りした覚えはないが…。
Alaina:誰でもなれるってわけじゃないのよ?
     あなたには素質があるって思ったからね。
冒険者:押しかけ師匠w

本当に関わり合いたくない女である。



Amos:一人で大物を仕留められるようにはなりたいな。
Alaina:ふっふっふ。そうでしょう、そうでしょう。

Amos:とにかく迷惑だから、もう俺に絡むんじゃねえよ。
冒険者:はっきり言った。
Alaina:まずは師匠の一勝ってことで。ふっふっふ。

Amosの抗議にも全く耳を貸さない様子。
とにかく関わり合いたくない女である。


Alaina:あ、それと

冒険者:美貌…?
冒険者:美貌関係ねえ…。
Alaina:関係大ありよ!
     だいたい美人は料理がうまいって
     相場が決まってるの。
冒険者:アモスが関わりたくないわけだ。
Alaina:ちょっとそこ!
     失礼なこと言わない!


Amos:そうか、言いたいことは全部言ったか?
    もう、俺は帰るぞ…。
冒険者:あ、怒ってる?
Alaina:ふっふっふ。
     それじゃ、また面白い情報が入ったら教えるわね!



自称美人は一方的に勝利宣言してようやく帰って行った。
まったくもって関わり合いたくない女である。


Amos:人の話をまったく聞かねえヤツだな…。
冒険者:一方的すぎる。
冒険者:勝負になってねえ。
Amos:結局、俺が釣られてコケにされただけかよ!
冒険者:アモスが釣る予定だったのに。
Amos:どっちが先に仕留めるか勝負だ、って言われてたが
    別の道があるなんて知らなかったんだ。

とは言うものの、もしAmosが先に大物を釣っていたとして、
それを仕留められるかはまた別の問題だという話が上がる。


Amos:うーむ、たしかに

Amos:わからねえ…。


だが釣る前から諦めていては何も始まらない。
Amosもこのまま帰るつもりはないようだ。


Amos:けど、まだいるかもしれないし

冒険者:がんばれー。
冒険者:それでこそ男!
冒険者:いか大根食べたい。


冒険者達の声援を背に、Amosは釣りの準備を始めたのだった。










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