BNN - 大物への第四歩 その2



一方、地上ではAlainaが佇んでいた。

冒険者:あれ? Alaina いるじゃん。

冒険者:び、 美女 …?
Alaina:ありがとう。でも言われなくても自覚してるわ!
     …それより、 "困ってる" の。
冒険者: 困ってる って何にだ?
Alaina:あら、 "はなし" を聞いてくれるの?
     ふっふっふ、意外と優しいのね。
冒険者: まあ、 はなし ぐらいは聞こうか。
Alaina:この "大滝の奥" "洞窟" があって、
     そこに大物が潜んでる可能性があるんだけど
冒険者: どうやって 大滝の奥 に行くんですか?
Alaina:そこの船に乗れば奥へ行けるわ。
     どうやって乗るのかですって?
     もちろんタラップからよ。
冒険者: どーしておねーさんは 洞窟 に行かないの?
Alaina:洞窟内は魔法が使えないのよ。
     私の武器は "魔法" "美貌" だから
     どうにもならなくって。
冒険者: 美貌 ってアンタ…。
Alaina:私の美貌も化物には通用しないのね……。
     ちょっとショックだわ!!
冒険者: そんなことより、 魔法 が使えないだと!?
Alaina:何か特別な "封印" が施されているのよ。
     それで魔法が使えないのね、きっと。
冒険者:化物がいて、その上 封印 まであるのね。
Alaina:封印さえなければ、あんな "ヤツ"
     私の敵じゃないのよねぇ。
冒険者:その ヤツ って強いのかなー、大丈夫かなー?
Alaina:そうそう、ヤツといえば私の "弟子" が中に入っていったわ。
     きっと右往左往してるはずよ。
冒険者: 弟子 っつーか、これじゃ生贄じゃんw
Alaina:洞窟内を調べるために手を組んだんだけど、
     彼一人じゃ手に余る "状況" よね。
冒険者:そんな 状況 じゃ、私らだってちょっとキツイよ。
Alaina:封印さえ "解ければ" 状況は変わるわ。
     なんてったって私の魔法が使えるんですもの!
冒険者: 解ければ 、ね。解く方法でもあるのかしら。
Alaina:私の豊富な経験からくる "推測" では……
冒険者: 推測 ではー?
Alaina:この手の封印は、何かしらそれを "象徴" するものが、
     その場所のどこかにあると思うの。
冒険者: 象徴 ってどんなもの?
Alaina:どんなものかは分からない。
     でもそれを壊すとか倒すとか、
     とにかく "機能を止めれば" …。
冒険者:めぼしいモノ片っ端からなんとかして、
      機能を止めれば いいってわけか。
Alaina:きっと封印は解けるわ。
     そして、私の "出番" ってわけね。
     ふっふっふ。
冒険者:あー…、また今回もアモスの 出番 はないのだろうか…。
Alaina:といっても、今日は場所の下調べだから、
     "本番" じゃないのよね。
冒険者:そのまま 本番 には行かないの?
Alaina:洞窟内をよく調べたらそのあと準備をして、
     それからね、本番は。



どうやらAlainaは動く気がまだ無いらしい。



洞窟内では冒険者達だけで悪魔や魔法使いを倒し、着々と奥に進んでいた。

悪魔が倒れると謎の光も消えた。
これらがAlainaの言っていた『象徴』なのだろうか。


進む先にも更に赤や黒の色をした悪魔やアンクや謎の光が待ち受けている。

洞窟内を一周した先には中央の小島に向けて橋が架けられていた。
しかし途中で道が途切れている。


なんとか悪魔を四匹とも倒す。

それでも、魔法などはまだ使えないままだった。


しかし途切れていた橋が中央に繋がった。

早速行ってみると、まるで金色の光を守るかのように八人の魔法使いが佇んでいる。


彼等は攻撃を受けても反撃どころか逃げることもせず、
ただじっと動かずに冒険者達の攻撃を無抵抗で受け続けていた。


『彼等を倒してもいいものなのか?』
『全部倒してしまったら何かとんでもない怪物が出てくるかも?』
そんな考えも交錯するが、結局全て倒してしまった。


とりあえず悪魔や魔法使いは全ていなくなったので、
Amosのところに行ってみることに。



Amos:お?


Amos:ちょっと様子を見てみるか。

いつの間にか魔法が使えるようになっていることにも気がつく。
残っていた冒険者とAmosは奥へと進む。



小島で待っていた冒険者の話では、あの後中央の光が消え、
目が眩むような爆発が起きた後、魔法が使えるようになっていたらしい。


Amos:魔法も使えない場所であんな化物倒しちまうとは。
    あの女なんか魔法が使えないと知って
    ここに入って来なかったんだからな。
冒険者:そうだろう、そうだろう。フフフ。
冒険者:戦士様のおかげですね!
冒険者:さまさまー。
冒険者:みんな強いよ!
冒険者:魔法使いは高みの見物してるだけだったw
Amos:あんたたちのおかげで
    このあたりをゆっくり見ることができたよ。
冒険者:これで釣り放題だよ!
Amos:だな!
    けど、今日は下身だから準備ができてないんだ。
冒険者:えぇー
冒険者:だから釣り竿ないのか…。


予定通り、今日は下調べだけにしておくようだ。
だが『本番』にかける意気込みは相当なものらしい。


Amos:準備にぬかりがあっちゃいけねえ。
    ここにいる獲物は相当なもんらしいからな…。
冒険者:やる気だな!
冒険者:仕掛けも相当なもんだったしな。
冒険者:がんばってー!
Amos:だから、ちょっと待たせちまってわりぃけど
    準備ができたらあんたたちには知らせるから
    少し待っててくれよ。

Amos:ちゃんと獲物を捌いて食わしてやるさ。
冒険者:…食えるの?


前回のGiant Squidのように、もしかしたら食用に適さない獲物かも…。



ともあれ、Amosは準備のため帰途についた。




冒険者達も船で地上に戻ってきた。
そしてようやくAlainaの方も動き出した。


二人ともこれから『大物』を釣るためのそれぞれの準備に入るのだろう。
果たして、この対決の軍配はどちらに上がるのか……。




BNN - 大物への第四歩   了






おまけ

マークやリコール、テレポなど
一部の魔法はまだ使えないままだったので、
船で戻ることになったのだが…。













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